News & Topics

News & Topics

2017年01月21日

【会員専用 Weekly No.84】トランプ相場第2幕で再び円安

会員専用ブログの記事です。
続きを読むにはパスワードが必要となりますので、こちらから会員登録をお願いします。

■■------------------------------------------------------------------------------------------------■■

 

Weekly 1月23日

トランプ相場第2幕で再び円安

17日のメイ英首相のEUからの完全撤退方針の表明は、ある程度想定されていた。完全離脱発表で、短期筋による英ポンドの買戻し(3%高)と英株の売り(1.45%の下落)が目立った。それより目立ったのは、やや強めのドル高修正の動きであった。NY市場では対円で1ドル112.55円と昨年11月30日以来の円高となって東京に戻ってきた。英ポンドの急伸に加え、前の週末にトランプ氏がウォールストリートジャーナルのインタビューで人民元安に強い懸念を表明したことや、スイスで開かれているダボス会議にトランプ陣営から唯一参加している次期政権上級顧問のスカラムッチ氏がドル高リスクを警告したことが影響した。しかし、翌18日イエレンFRB議長がサンフランシスコでの講演で、「19年末までは、政策金利を年2,3回のペースで引上げる」との見解を示したことで、為替市場では米利上げに向けた方向性は変わらないと受け止められている。講演内容をキッカケに円は再び114円台に売られ東京に戻ってきた。為替市場の参加者の多くは、トランプ氏の保護主義的な政策はドル安円高とみており、米国が中国を為替操作国と認定すれば、円高要因になるという意見を聞くが、本当にそうなるのだろうか。イエレンFRB議長の講演内容で18日のNY市場で円があっけなく反落している。円高に反転するかどうかは、2016年のようにFRBが利上げ先送りを続ける状況になるかどうかで決まるのだろう。大統領選から2か月続いた過度な期待に対する調整が円を1月3日の118円台から112円台まで押し上げた。この間トランプ相場の起点である米10年債利回りが買い戻されて2.3%台前半まで低下したが、イエレンFRB議長の年2,3回利上げ発言で米10年債は2.4%台に利回りが上昇したことで、トランプ政策への期待が剥落したわけではないことが分かった。就任式後は調整を終えたトランプ相場第2幕になると見ている。

PAGETOP