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2018年03月05日

【会員専用 Weekly No.140】今度は貿易摩擦懸念で売り方攻勢

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  1. 今度は貿易摩擦懸念で売り方攻勢

  2. 注目される今月の政治イベントから

  3. 円先物の売り越し枚数と実際の為替市場

 

 

Weekly 3月5日

 

今度は貿易摩擦懸念で売り方攻勢

3月1日、NYダウは420ドル安、手を変え品を変えの印象があるが、今度は貿易摩擦懸念を材料に売り方が仕掛けている印象だ。NYダウの大幅安を受けて、2日の日経平均は543円安。2日のNYダウは4日続落で24538ドル、2月9日安値23860ドルには、まだ多少差があるが、二番底模索の攻防と考えられる。1日の420ドル安は朝方の安値を昼頃に割り込んで急落した。この局面で、ドル安を伴っており、連動した仕掛けの可能性がある。米10年債利回りは一時2.795%と急低下したが、支えにならなかった。金利急上昇を株下落の原因としていた前回の下げからはウソの様な展開だ。鉄鋼・アルミに関税をかける方針は既に2月16日に報じられており、突然出たわけではない。正式発表は今週の予定で、中国やEUなどの対抗措置も出てこよう。すでにEUは対抗措置として米国に35憶ユーロ分の25%関税を発表した。

2日のNYダウは一時390ドル超の下げから70ドル安で終わったが、ナスダックは1.08%、S&Pは0.51%の上昇となっている。NYダウが390ドル超下げたのは、トランプ大統領が「貿易戦争は有用」とツイッターで断固たる姿勢を示したからでもある。しかし、その後、市場ではトランプ大統領は断固たる姿勢を取るが、のちに撤回する最近のパターンから、導入される関税が世界経済を阻害することはないとの見方が広がった。

一方、為替市場では、2日の東京時間で円は1ドル105円台に再び入った。このため、日経平均は500円超下げたわけだが、この日の午後、黒田日銀総裁は衆議院で所信表明と質疑に臨んでおり、日経新聞の見出しに「緩和出口18年度探らず」とあるが、細かく見ていくと、「2%の物価目標達成時期と見通している19年度ごろには出口戦略を検討する」とも述べている。為替市場は年初から、日銀の出口戦略の開始時期を探っていただけに、この日の黒田総裁の今の時期としては不用意な発言で円高に反応したものと思われる。1年以上先の確定していないことに円高で反応したわけだが、為替市場も少々オーバーシュート気味なのは確かだ。

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