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2018年03月12日

【会員専用 Weekly No.141】重要イベント通過で週明け大幅高期待

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  1. 重要イベント通過で週明け大幅高期待

  2. 需給調整が一巡すれば円安、株高へ

  3. 次の政治的リスクは中国

 

Weekly 3月12日

重要イベント通過で週明け大幅高期待

先々週、トランプ大統領が追加関税を言い出してから、先週の世界の金融市場はトランプ関税に振り回された。結局、8日になってカナダとメキシコを外して鉄・アルミ輸入高関税措置に署名、同盟国には協議の余地を残した。先週の金融市場は米関税問題だけでなく、さまざまなイベントが通過した。ECB(欧州中央銀行)は理事会で緩和拡大の可能性を排除しつつ、緩和延長は有り得るとの姿勢を示し、インフレ見通シを引き下げた。19年発効を目指した5億人市場対象のTPP11署名も行われた。これは従来なら、今後の日本経済の方向性を探る重要なイベントだが、内容自体が揺れ動いており、将来より足元、当面の経済情勢に影響が出るかどうかを見極める必要がある。そのほかにも日銀の政策決定会合や米雇用統計があった。雇用統計は特に注目されており、先月の統計は2月の波乱相場の引き金となった。今回9日発表の就業者数増加は31.3万人、2016年7月以来の高水準、そして、先月米金利を急騰させた平均賃金は前年比2.6%増と前回の2.9%を下回り、米利上げペースは7加速しないという市場の見方を受け、NYダウは440ドル高、シカゴの日経平均先物は大証比345円高となり、月曜日の日経平均は大幅高が見込まれる。

米高関税策は13日に行われるペンシルバニア州下院補選に向けた強硬姿勢との見方がある。鉄鋼の街・ピッツバーグに近い地域。ただし、ピッツバーグを拠点とするUSスチールが溶鉱炉の操業再開を発表したのはイリノイ州のグラニット製鉄所(3月中に500人の社員を呼び戻す)。効果のほどは定かでないが、共和党が連敗中の補選を通過すれば、「同盟国緩和」は有り得るとの見方。米株市場で、鉄鋼・アルミ株は早くも反落している。

代わって、対中強硬姿勢が剥き出しになって来る可能性がある。対中国強硬派の1人でもあるロス商務長官が「幅広い輸入制限は、中国の第三国経由の輸出に対抗するため」と説明し、8日付ウォールストリートジャーナル紙は、先般の中国経済の司令塔に付いた劉鶴氏の訪米で、「米国の対中貿易赤字1000億ドル削減を要請」と伝えた。1月の米貿易赤字は566億ドル、08年10月以来の高水準。うち対中貿易赤字は360億ドル、15年9月以来の高水準となっている。中国が先手を打って「自主規制」をするかどうかも含め、今後の焦点となろう。

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