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2018年05月02日

【再保険ファンドに資金流入】

【再保険ファンドに資金流入】

4月29日付の日経新聞(有料会員記事)に「大災害債、緩和マネー流入 昨年、世界で1兆円発行  <ハリケーン後も、利回り期待> 」という記事がありました。

損害保険会社が自然災害保険金の支払いに充てるために発行する債券(CAT Bond)の新規発行額が、2017年に世界で約1兆円と過去最高を更新し、今年も昨年を上回るペースで資金が流入しています。

大災害債(CAT Bond)は、震災などで多額の保険金の支払いが生じた際に、元本の一部を取り崩して支払いに充てる仕組みで、国内でも東京海上日動火災保険や三井住友海上火災保険、損害保険ジャパン日本興亜などが台風や地震リスクを対象に発行しています。

CAT Bondは株式市場との相関性が物理的にありませんので、リスク分散として機関投資家のポートフォリオの一部に組み入れられています。このCAT Bondと再保険を組み入れたヘッジファンドがILS(Insurance Linked Securities)です。

その中でもイタリア最大の独立系アセットマネジメント会社A社のILSは、100以上の地域と債権に分散し、米国で大型ハリケーンが相次ぎ、保険業界の損失が過去最悪になった昨年もプラスのリターンを計上。非常に安定的なパフォーマンスを出しています。

また同ファンドは、通常担保として保管されている資金を米国債で運用しているので、米国の利上げが実施されている中でこの担保の運用においても更なるリターンが期待できます。

株式市場の先行きが不透明な昨今、相関性の低いILSへの投資は法人や富裕層の資金運用ニーズにマッチした解の一つとなると考えています。

 

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