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AMI blog

2018年08月28日

【会員専用 Weekly No.162】円高は短命になってきている

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  1. 円高は短命になってきている

  2. そろそろ売り込まれた日本株の見直しも

  3. 私の相場観

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Weekly 8月27日

円高は短命になってきている

今年に入ってから、為替相場を取り巻く環境は様々なリスクに直面している。米中貿易摩擦を筆頭に英EU離脱に関する混迷、今月に入ってトルコリラの暴落と新興国経済への懸念など従来ならリスク回避の円買いが起こっても不思議ではない状況が続いている。ドル・円は米中貿易摩擦の激化によるリスク回避の円高で今年3月に一時105円を割り込んだ。その後7月には円は113円台を回復したが、日銀の緩和修正観測が浮上したことで押し戻された。年初からの変動率は8%弱で、このままいけば2015年の8.3%を下回り、1980年以降で最小となる。

新興国危機などのリスク回避の動きが発生しても、1ドル=100円を割るような円高にはならないだろう。それは国内機関投資家にとって、日本銀行のマイナス金利政策による運用難が続いており、国内機関投資家が海外資金を国内回帰させる円買いは起きにくいとし、大幅な円高進行には至らないとみている。

日銀のマイナス金利政策が続く国内に運用先はなく、このところ機関投資家は危機発生時には外貨建ての運用資産を米国の短期国債などに逃避させている。いつでも海外の地政学リスクなどのイベントは起こり得るが、今はリスク回避の円高といっても非常に短命のようだ。円ドル相場で気になっていたトランプ大統領によるFRBの利上げけん制発言は、円にとって自動車関税引き上げ懸念もあって非常にデリケートな発言でもあった。24日、パウエルFRB議長は毎年恒例のジャクソンホールでの演説で、従来のFRB路線を外れない内容でトランプ大統領の発言に妨げられることはなかった。中間選挙前にトランプ氏の不規則発言は予想されるものの、その場合円高は短命に終わると考える。選挙後から年末にかけ115円を試す展開と予想している。