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AMI blog

2018年10月08日

【会員専用 Weekly No.168】原油相場急伸が波乱の目

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  1. 原油相場急伸が波乱の目

  2. 米株めまぐるしい攻防

  3. 週明け中国への警戒感

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Weekly 10月8日

【原油相場急伸が波乱の目】

10月1日は期変わりで、市場の様相が変化しやすい。この日、カナダとのNAFTA交渉が設定された期限ぎりぎりで合意した。当初からカナダ劣勢と見られており、市場はメキシコを含む3カ国協定が維持されることを好感した。カナダ中銀の利上げ観測が強まり、カナダドルが上昇、米ドル独歩高懸念を和らげた。 その中で、この日は原油相場が急伸。バレル当たりWTI相場は75.30ドル、北海ブレントは84.98ドル。時間外で85ドルを突破した。先月のOPEC会合で増産見送りとなった後、投機筋が攻勢をかけていると見られる。

最大材料は11月6日(米中間選挙とほぼ同じタイミング)からのイラン産原油の輸入禁止措置。米国の強硬姿勢に欧州や中国が何処まで追従するか未知数だったが、その前日は中国石油化工(シノペック)がイラン産原油の荷役を半減させていると伝えられ、需給逼迫感が一気に強まった。 一方、トランプ大統領はサウジ国王に電話を掛け、市場安定・供給維持の取り組みを協議したと伝えられた。サウジやロシアなど、増産余力があり、イラン分は埋められると見られているが、実現するのは輸入禁止制裁が発動されてからとの見方になっている。 この辺りから、11月米中間選挙後の株価急落説が燻っていた。このままWTI原油価格が100ドル/バレルを目指す動きが続けば、世界的に物価を押し上げ、金利上昇懸念を強めるとの見方。一方、投機筋は原油価格急落を仕掛けるとの見方もある。先週後半の米株と債券市場の動きを追うと、この短期筋の動きが気にかかる。

米のイラン制裁が原油高の原因で、もし、その基調が短期的に変わらないとすれば、しばらく「壁」になっていた米長期金利3%を突破し、さらに上昇する勢いをみせることになる。そうした流れになれば、FRB(米連邦準備理事会)の金融政策は、トランプ大統領が「利上げに対する警鐘」を鳴らしても、利上げ路線を簡単には修正しないだろう。 そうだとすれば、4日のニューヨーク市場でみえた「米長期金利上昇/米株下落」という構図が、大きな流れとして定着する可能性もある。