News & Topics

News & Topics

2018年10月29日

【会員専用 Weekly No.171】空売り筋調子に乗る。世界同時株安、経済を狂わすか

会員専用ブログの記事です。

続きを読むにはパスワードが必要となりますので、こちらから会員登録をお願いします。

■■------------------------------------------------------------------------------------------------■■

  1. 空売り筋調子に乗る。世界同時株安、経済を狂わすか

  2. 不安心理増幅で米調整相場入りか

  3. 割安放置銘柄続出

■■------------------------------------------------------------------------------------------------■■

 

 

Weekly 10月29日

 

空売り筋調子に乗る。世界同時株安、経済を狂わすか

先週の波乱相場の幕開けは23日から始まった。日経平均は604円安を記録。今回も直接的な「トリガー」が見当たらないまま(ロイターの株解説記事)、日本時間でのNYダウ先物安、上海株価指数が2.26%、香港ハンセン指数が3.08%の下げにつられ、東京市場は売り攻勢を浴びた。この日東証空売り比率は50.8%に撥ね上がり、東証一部値上がり銘柄数79、値下がり2013、変わらず14の全面安。新高値は10、新安値は342。日経平均-2.67%に対し、中国と組んでファンド組成の野村HD―2.43%、中国関連の代表的存在の伊藤忠--2.98%、サウジで揺れるソフトバンク―2.93%、そのほかにも、引け後最高決算発表の日本電産-2.66%(年初来安値)など、「ミソクソ一緒」の相場となった。

東証一部売買代金は2兆5724億円と、600円安の割に膨らんでおらず、先物手口ではCTA(商品投資顧問業者)やHFT(高頻度取引)業者の窓口外資系証券の手口が目立ったとされるが、為替はそれ程動いていない。このことは先週1週間通じていえること(日本株安、円高になってもおかしくない)で為替と株の両者の動きはチグハグという印象。おそらく、株式市場では、「ロング・ショート」運用全盛と言われるヘッジファンドが、「ショート・ショート」に傾斜している観がある。

東京に続いて、同日のNYダウは一時548ドル安から125ドル安に戻したが、キャタピラー7.6%安、3M4.4%安など工業セクターが弱く、企業業績懸念と解釈された。アトランタ地区連銀総裁が「企業が関税によるコスト高を実感し始めたと示唆している」と述べたことなど、広い意味で中国懸念が下落要因とされている様だ。

リスク回避の波に飲み込まれたのは原油相場。一時5%ほど急落、WTI原油先物は2.93

ドル安の66.43ドル/バレル。11月4日からのイラン制裁を控え、サウジ減産リスクまで喧伝されていたが、サウジが必要なら速やかに供給を増やす可能性を示したことが要因と言われている。株安、原油安などで米債利回りは低下。荒っぽい動きになっているが10年物国債利回りは一時3.11%に低下した後、3.16~3.17%程度で推移(前日3.194%)。短期金融市場が織り込む12月利上げ確率は73%に低下(前日81%)している。まさかと思うが、12月利上げシナリオまで狂うと米国のみならず、世界の経済展望も大きく変わる可能性がある。26日発表の7-9月米GDPは予想を上回る3.5%増、GDPの7割を占める個人消費は4.0%増と足元では好調を維持している。

PAGETOP