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2019年01月12日

【会員専用 Weekly No.179】NY株5連騰、新潮流に関心向くか

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  1. NY株5連騰、新潮流に関心向くか

  2. 中国混乱リスクは続く

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Weekly 1月15日

 

NY株5連騰、新潮流に関心向くか

NY株は5連騰。それなりに悪材料が出ているが、売り崩しの動きは限定的で、全体は買戻しの流れが続いていると考えられる。米政府機関の閉鎖が長引き、経済統計が発表されず、トランプ大統領のダボス会議出席も見送り(王岐山副主席との米中交渉の観点で失望材料)と伝えられ、百貨店大手メ―シーズの業績下方修正(12月中旬までの低調で、売上高が+2.3-2.5%から+2%へ)で株価は一時20%急落したが、売り込みは限定的だった。

原油相場が9連騰記録し、あっという間に50ドル回復しており、株式市場でもオイルマネーの換金圧力懸念が和らいでいると見られる。また、新年でのポジション構築の動きが支えている印象だ。背景となる経済情勢は日々刻々と変化する。新しい動きが出れば、同じ悪材料が続いていたとしても、その影響は緩和する。季節的には、そういう局面に位置していると考えられる。

日本市場では足元で連日、第3四半期決算が発表されている小売株は短期的には業績動向で単純に株価が左右されているが、方向性の点で2つのポイントがあるように見える。一つは海外収益の動向で、中国の不振、東南アジア収益の押し上げ(イオンが代表)。これ

はこの先に控える製造業決算でも注目ポイントになる公算がある。もう一つはIT化と言うか、情報システム化と言うか、人手不足などに対応した効率化投資。大手各社は意気込みを示しているが、市場の評価は低い様に見える。

代表は「キャッシュレス決済」。政府は重点分野として、2027年までに決済比率を4割程度に高める(現在は2割程度、カナダやスウェーデンは5割を超え、クレジットカード普及の韓国は9割、スマホ決済の中国も急拡大)方針を掲げる。単に、小売業界だけでなく、金融、情報・通信、物流業界など広範囲の業界の課題だ。

あくまで一例だが、化粧品・日用品卸のPALTAC(8283)に注目したい(別段、割安な株ではないので5000円割れ水準に狙い目か)。販売先は63%がドラッグストア。「サプライチェーン全体の課題解決に向けた挑戦」を掲げる。画像認識と無人レジに関する技術で、米ベンチャーのスタンダード・コグニション社と提携し、日本での導入展開を目指す。同時に、ライオンや日本パレットレンタルと組み、パレット管理伝票の電子化を推進する。この株が評価されるのは、単に売り上げが伸びた云々より、こういった取り組みの成果に関わると考えられる。

また、ネット通販の拡大はキャッシュレス化を進め、実店舗では逆風となっているが、小売業界の変身がないと、日本経済を変革するまでには至らないとも考えられる。安値攻防からの脱出には、新潮流の変化が織り込まれて来る必要があると考える。

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