News & Topics

News & Topics

2019年02月11日

【会員専用 Weekly No.183】EU景気大幅減速見通し

会員専用ブログの記事です。

続きを読むにはパスワードが必要となりますので、こちらから会員登録をお願いします。

■■------------------------------------------------------------------------------------------------■■

  1. EU景気大幅減速見通し

  2. 21000円の壁と円のモタツキ

  3. そろそろ米中貿易戦争で利益を得る国を考えたらどうか

■■------------------------------------------------------------------------------------------------■■

 

Weekly 2月12日

『EU景気大幅減速見通し』

7日トランプ米大統領が習近平中国国家主席との会談は期限の3月1日までに行わないとコメントしたことで、NYダウはこのニュースで一時390ドル安、引けは220ドル安。習主席がベトナムに飛び、米朝中の歴史的会談との話は何だったのか、と思わせるが、

通商協議合意期待が一気に萎んだ。1月は米中協議に楽観的ムードが支配したが、どうだろう。なお今週、北京で米中協議が行われる。ムニューシン財務長官とライトハイザー通商代表部(USTR)代表らが出席する。8日の市場では、3月1日の米中協議期限の延期説も流れている。

欧州委員会はユーロ圏の19,20年成長率見通しを大幅に引き下げた。19年は+1.3%(昨年11月見通し+1.9%、18年は+1.9%)、20年は+1.6%(同+1.7%)。12月にECB(欧州中央銀行)が示した19年+1.7%を下回った。実際はもっと深刻との印象を与えたのが、12月独鉱工業生産指数。市場予想+0.7%に対し前月比-0.4%。低下は4ヵ月連続で、第3四半期に続いて第4四半期も独GDPはマイナス成長との見方が出ている(イタリアもマイナス成長懸念)。独連邦債利回りは低下。10年物は0.105%、16年11月以来の水準。独株は2.67%安、伊株2.59%安、仏1.84%安。

英中銀も政策金利(0.75%、国債買い入れ枠4350億ポンド)を据え置くとともに、19年成長率見通しを+1.2%(昨年11月+1.7%)に引き下げた。10年ぶりの低水準。ブレグジットを巡る不確実性と世界的な景気減速を理由に挙げた。合意なき離脱は金融危機以上の打撃を受ける可能性があると、英中銀は以前から指摘している。

メイ英首相とユンケル欧州委委員長との会談は進展せず。それどころか、仏が駐伊大使を召還した。マクロン仏大統領とディマイオ伊副首相(五つ星運動党首)やサルビーニ内相兼副首相らの応酬が激しくなっている。ディマイオ氏等が仏の黄色いベスト運動を支援、「変化の風はアルプスを超えた」などとの発言に対抗するものだが、マクロン大統領の迷走感も強まり、リーダー不在が混迷度を深める。

全体として、「3月の懸念(米中通商協議、英EU離脱期限)」を先取りする展開に見える。ニュースの割には為替が変動しておらず、基調は模様眺めムードと考えられる。

PAGETOP