News & Topics

News & Topics

2019年06月03日

【会員専用 Weekly No.198】先物主導で目まぐるしい動きか

会員専用ブログの記事です。

続きを読むにはパスワードが必要となりますので、こちらから会員登録をお願いします。

■■------------------------------------------------------------------------------------------------■■

  1. 先物主導で目まぐるしい動きか

  2. 中国の切り札「レアアース」

  3. メキシコ関税で「アメリカ第一」のリスク高まる

■■------------------------------------------------------------------------------------------------■■

 

 

Weekly 6月3日

【先物主導で目まぐるしい動きか】

毎週木曜日の引け後に発表される東証発表の投資主体別動向で、海外投資家の売り越し継続が確認された。5月第1週~3週合計で、現物2163億円の売り越し、先物1兆5177億円の売り越し。4月に現物1兆6054億円、先物1877億円の各買い越しだったので、米中攻防の暗転によるヘッジ売りの動きと解釈される。

日本株は為替を絡めてNY市場に連動しており、他へ持って行き様もないので、狭い範囲の攻防と受け止められる。30日のドル建て日経平均は190.80ドル。3月以来の水準に沈んだ。190~195ドルゾーンを辛うじてキープしていたが、31日トランプ大統領がメキシコへの関税を発表したことで、日経平均は341円安、円も109円目線から108円目線に下振れたため、ドル建て日経平均も190ドル割れの189.12ドル。ドル円がフシ目と見られる107.50円の攻防に向かうのか、が下振れリスクの次の目線と考えられる。

190ドル割れの場合は、景況感や企業業績の悪化懸念が強まった場合。30日の米市場で、アパレルのPVHコープ(カルバン・クラインやトミーヒルフィガーなどのブランドで展開)が通期見通しを下方修正し、14.9%急落。引け後発表のアパレル小売ギャップも下方修正(既存店売上高4%減、「ギャップ」ブランドは10%減)し、時間外取引で11%超急落、と伝えられる。焦点のハイテク分野に限らず、業績悪化銘柄に過敏な動きが連想される。

これに対し、1)東南アジアを中心に、脱中国のサプライチェーン組み替えの動き活発化、2)中国製品の代替需要の動き(例えば、中国が示唆するレア・アース規制の場合、日本企業は10-11年の中国の輸出制限を乗り切った実績があり、品質面でも評価の高い日本製磁石やモータへの需要が注目される)、3)知財権保護や資本自由化(人民元安定が前提)の中長期的な恩恵、などを注視することになろう。

トランプ大統領が「対中交渉は上手くいっている。中国は取引成立を希望」としていることは、中国側に米国の改革要求に賛同している勢力がいるためと考えられる。市場は、中国の表面上の強権的言動にあまり反応していないようだ(レアアースに関する人民日報の報道にはいくらか反応)。基調は綱引きの地合いにあり、一時的にニュースに反応する先物主導の売り仕掛け+買戻し相場が繰り返される公算が大きいと考えられる。

ドル円の基調は、基本的に欧州情勢によるユーロ弱含み、米金利低下。メキシコへの関税で10年債利回りは2.12%、2%への低下観測も出ている。

PAGETOP