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2019年07月28日

【会員専用 Weekly No.206】欧米の利下げ攻防、日本は蚊帳の外?

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  1. 欧米の利下げ攻防、日本は蚊帳の外?

  2. ジョンソン・ショックより「トランプ相場の再来」も

  3. 参院選通過後の思惑攻防

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Weekly 7月29日

 

【欧米の利下げ攻防、日本は蚊帳の外?】

3主要中銀のトップを切って、ECB(欧州中銀)理事会が25日終了した。主要政策金利を据え置くと同時に、追加利下げや資産購入の再開を検討する方針を明らかにした。事前予想では、「7月会合は予告編、本編封切は夏休み終了後」と言われていたので、ほぼ予想通りの内容だったが、一部に利下げ期待などが先行していたと見られ、修正相場となった。

この日、独10年物国債利回りは一時、‐0.422%(ECB預金金利‐0.4%を下回る)と過去最低を更新した後、‐0.36%前後に戻した。つれてユーロが買い戻され(一時対円で120.02円と大台割れ寸前)、欧州株は1年ぶりの高値から下落に転じた。ドラギ総裁が記者会見で「利下げは協議しなかった」と発言したことが失望材料とされたが、一旦、手仕舞い売りの出るタイミングでもあった。利下げだけでなく、資産購入再開も注目されているが、購入制限などの壁がある(一部予想は2020年1月から月額400億ユーロを1年間実施の見方。利下げは0.1~0.2%の幅で見方が割れている)。

この流れが米株にも波及し、25日は反落展開となった。この日決算発表した自動車大手フォードが第2四半期、通年予想とも市場予想を下回り、7.45%安。直前に日産の1.25万人リストラ、インドの6月自動車販売‐16%など、世界的な自動車販売不振が広がっていることも背景(ハイブリット車のトヨタ、ホンダが中国中心に特異的に伸びている。前日には電気自動車テスラの不振もあった)と考えられる。米企業決算では、アルファベットが売上高、利益とも市場予想を上回ったが、アマゾンは第2四半期20%増収ながら、利益が予想を下回り、明暗を分けた。

今週は日銀29~30日、米FOMCは30~31日と金融政策会合が続く。26日米4-6月GDPが発表され、年率換算で2.1%と予想の1.8%を上回ったが、FRBの利下げ路線を変えるには至らないと市場は判断、9月以降の利下げ攻防の見方の綱引きが展開されている。しかし、日本は動きようがないと看做されており、連動ポジションで円高・円安に振れ、株価もそれに合わせた調整が行われている印象がある。

今週は30日からの米中協議なども焦点になる。それらの動きで、未だ買戻しに本格的に動いていない(銘柄間調整はあると見られ、半導体関連などは買戻し相場)と見られる売り方の動向を左右しそうだ。日経平均22000円台回復で、調整場面脱出のイメージが広がるかどうかが注目される。

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