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2019年09月09日

【会員専用 Weekly No.211】中国の態度軟化の期待感と買戻し相場の持続性を問う

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  1. 中国の態度軟化の期待感と買戻し相場の持続性を問う

  2. 香港契機に緊張ゆるみ買戻しの動き

  3. 経済破綻国家の増加

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Weekly 9月9日

 

【中国の態度軟化の期待感と買戻し相場の持続性を問う】

相場ではよくあるパターンだが、先週は売り方が腰砕けになったと思われる。だいたい、こういう場合の上げ説明は「行き過ぎた悲観論の修正」となるが、今回の修正点の第一は、香港情勢を契機に中国情勢の変化。中身は無いが、5日、劉鶴副首相とライトハイザー米USTR代表、ムニューシン財務長官の電話会談が実施され、10月初旬にワシントンで通商協議を行うと発表された。中国商務省報道官は「非常にうまくいった」と述べた。劉鶴副首相は「貿易戦争の激化に反対する」と述べており、高関税合戦での中国側の不利を認めた格好。市場は、貿易戦争の行方にメドが立った訳ではないが、中国側の劉鶴副首相が前面に出てきたことを好感、少なくとも10月1日の建国70周年行事、その後の共産党大会まで、中国側が強硬姿勢に出て来ることは無いとの読みと考えられる。売り方にとっては、この時間は重い。

5日発表の米経済指標で、ISM(米供給管理協会)8月非製造業指数が56.4、前月の53.7から上昇した(市場予想54.0)。3日に発表されたISM製造業指数が49.1と16年8月以来の50割れとなって景況感が悪化していたが持ち直す格好となった。

8月の雇用統計の雇用者数増13万人と市場予想の16万人増を下回ったが、平均賃金は前月比∔0.4%、前年比は3.2%。前年比の伸びは13か月連続で3%、もしくはこれを上回った。製造業の不振が雇用環境の悪化にまでは至ってないとの受け止め方。

株式市場の買戻し相場で、5日米債利回りも上昇。30年債は2.0536%と前日の1.9570%から2%台を回復、10年債は1.5653%、前日の1.4590%から上昇した。2年債は1.5341%。一頃、2-10年債の利回り逆転が話題だったが、景気悪化のシグナルとのパターンとは異なる荒っぽい動きになっている。そもそも、過去に類を見ない世界的な低金利環境下にある。17~18日のFOMCまで波乱含みの動きと見られるが、25ベーシスポイント(0.25%、この場合は10月も連続利下げ観測)ないし50ベーシスポイント(0.5%)の利下げを織り込む展開が妥当と思われる。市場の密かな注目点は量的緩和策へのFRBの姿勢となろう。

日本株は5日の東証空売り比率は42.5%と未だ踏み上げの印象はないが、出来高が増加したこと(8月6日以来の水準となる1348百万株)基調変化の兆しがある。好転材料探しに移行するかどうか注目される。

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