News & Topics

News & Topics

2019年09月26日

【会員専用 Weekly No.213】国連総会中心に外交攻防、方向感探る

会員専用ブログの記事です。

続きを読むにはパスワードが必要となりますので、こちらから会員登録をお願いします。

■■------------------------------------------------------------------------------------------------■■

  1. 国連総会中心に外交攻防、方向感探る

  2. 米連続利下げも見通し示せず

  3. サウジ石油施設攻撃、不透明感増す

■■------------------------------------------------------------------------------------------------■■

 

Weekly 9月24日

 

【国連総会中心に外交攻防、方向感探る】

日銀の「現状維持」で、先月から吹き荒れた金利攻防は一旦収束。米短期金融市場での10月利下げ観測は五分五分で、何処かで再び綱引きが激しくなると思われるが、月末から月初の経済統計待ちになると思われる。

代わって、国連総会を中心とした外交攻防に関心がシフトする可能性がある。19日、米中次官級協議が始まった。ロイター通信が20日に中国の代表団が予定を早めて帰国すると報じた。中国代表団は今週初めにモンタナ州の農家を視察する予定だったが、訪問を中止したという。トランプ米大統領も20日のオーストラリアのモリソン首相との共同記者会見で、米中の貿易協議について「来年の大統領選前に合意する必要性はない」などと述べた。中国と貿易協議で暫定合意する可能性についても「部分合意ではなく、完全合意を求めている」とし、交渉を急がない姿勢を示した。

市場はトランプ流に翻弄されながらも、オバマ時代に許して来た中国やイランの膨張を止めたことを評価していると考えられる。以前のママの膨張を許して居れば、自由な資本主義自体が損なわれ、15~16年のチャイナ・ショックのような衝撃を生ずる恐れがあった。現状も不透明感は強いが、影響の大きい中国減速を前提にした流れが定着、イランのアラブ攻勢にも歯止めが掛けられているように見える。

ただ、来年の大統領選でのトランプ再選思惑が加わり、流動的だ。外交は評点になり難いが、来夏までに大統領は具体的な「成果」を求めているとの見方は強い。また、米国経済浮揚のため、中途半端な選択が行われる可能性も指摘されている。20日のトランプ大統領の完全合意を目指すという発言も額面通リには受け取れない。

18日、更迭されたボルトン氏に代わる大統領補佐官(安全保障担当)にロバート・オブライエン人質問題特使が指名された。米外交の軸足が何処に置かれるのか注目されている。ベネズエラや北朝鮮で「成果」を求める方向に動くのか、中国やイランとの緊張関係緩和に動くのか、周辺問題のアフガン、シリアからの米軍撤収や中国のウイグル問題や香港・台湾問題などから取り組むのか、など。今までは、圧力を掛けつつ対話で譲歩を求めようとしてきたが、対話路線が前面に出始めると、今回のサウジ攻撃のような事件が発生するパターンが繰り返されている。

右往左往の要因はあろうが、取りあえず、米国はイラン大統領等に入国ビザを発給した。「対話潮流」を評価する流れに向かう公算がある。

PAGETOP