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2020年03月04日

【会員専用 Weekly No.230】パンデミック相場、不安心理急激、落ち着きどころを見極め

会員様専用レポートです。

このレポートが、皆さんの資産運用の一助になれば幸いです。

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  1. パンデミック相場、不安心理急激、落ち着きどころを見極め
  2. そろそろ戻りのタイミングを測るときか
  3. 業績悪化度合いは手探り、日本株の戻りは?

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Weekly 3月2日

 

[ パンデミック相場、不安心理急激、落ち着きどころを見極め]

つい半月前に最高値を更新していた(NYダウの最高値は2月12日)米株が27日史上最大の暴落となった。売りが売りを呼ぶパニック症状だが、引き続き新型コロナウイルス感染の急拡大で一気に警戒ムードが高まった。

中国寄りと批判されていたWHO(世界保健機関)が一転して、「パンデミック(世界的大流行)の可能性がある」とし、各国に一段の警戒を促した。感染者入院の病院を訪問したマクロン仏大統領は「危機に直面している。感染拡大は始まりつつある」、「まだ始まりに過ぎない」と警戒を呼び掛けた。感染者は一日で倍増、38人。死者2人。オランダで初感染、イタリアからの帰国者。感染拡大源とされるイタリアは感染者650人、死者17人。州知事が隔離される事態。欧州の危機感が一気に高まっていることが金融市場波乱の一因と考えられる(ユーロ・キャリー・トレードによる余分な上げが剥落。余分な上げが下げを大きくする現象は日本のバブル崩壊でも見られたパターン)。

クウェートの感染者がいきなり43人。全員イランからの帰国者で、イランの死者26人、感染者245人の発表は信用されていない。副大統領も感染した。中東からアフリカなどで

爆発的に拡大することが懸念されている。原油相場はWTIが一気に44ドル台/バレル、週刊で2016年以来の下げ。トルコとシリアが戦争状態にあり、中東混乱が何を呼ぶか不穏。

米国で最も脅威と受け止められているのはカリフォルニア州。州知事は8400人が健康

観察処置中だが、検査キットが約200しかないと発言(感染者はクルーズ船帰国者ら33人)。

厚生長官は3月2日までに全米93か所の検査所に検査キットを送ると表明(一部不具合が判明し停滞した)。米国も態勢整備が遅れていることが判明、不安心理に拍車を掛けたと

思われる。医薬品大手のファイザーが業績予想困難としたことも失望を招いたと思われる。

米国のマスク、防護服などの素材は中国依存。

安倍首相の学校休止要請が波紋を広げている。25日に専門家会議が「自粛要請せず」と

発表した翌日から矢継ぎ早の自粛要請。支持率急低下など動機を探る動き、効果を巡る議論など、百家争鳴状態だが、感染者に学校関係者が多いことも影響していると見られる。批判論者が求めるのは、中国からの入国規制(習主席の訪日はもちろん。一般旅行者は1月の2万人/日から2月は800人/日に激減も、法務省の法的に全面禁止できないとの主張に妥協したと言われることの撤回)、消費減税を含む大規模経済対策、検査・治療薬の開発の全面バックアップなど。市場も同様の目線と思われる。場合によっては、日本が救済の先陣を張れる可能性がある。

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