News & Topics

News & Topics

2020年04月26日

【会員専用 Weekly No.236】経済悪化の重荷と緩和期待の攻防

会員様専用レポートです。

このレポートが、皆さんの資産運用の一助になれば幸いです。

■■------------------------------------------------------------------------------------------------■■

  1. 経済悪化の重荷と緩和期待の攻防

  2. 欧州型、70日終息説のヤマ場へ、変異の脅威との闘い

  3. 原油暴落、経済実勢悪に押される

 

■■------------------------------------------------------------------------------------------------■■

 

 

Weekly 4月27日

[経済悪化の重荷と緩和期待の攻防]

24日の日経新聞朝刊で「無制限の国債購入とCP・社債購入倍増を議論へ」と、27日の金融政策決定会合で追加金融緩和を打ち出すとの観測記事を配信。前日のNY株の開始時間と重なったためか、NYダウは1%超高の場面があったが息切れし、終値は+0.17%。よく見られるパターンで、時間外で下落している。

米時間23日発表の週間新規失業申請件数は442.7万件。依然記録的高水準で、5週間累計は2645万件、労働力人口の16.2%に相当。米国の雇用は2010年9月から改善傾向を続け、累計2200万人の雇用創出と言われてきたが、アッと言う間に暗転した。より失業状態を示すとされる失業保険受給総数は11日時点で1597.6万件。約1000万人の人々が一時帰休状態と見られ、経済復帰を急げば、未だ救われる余地があるとの見方になる。州ごとにバラツキが出る。

同じく23日発表の3月米新築住宅販売も地域間格差を示した。全体は年率換算前月比-15.4%。南部-0.8%、中西部-8.1%に対し、西部-38.5%、北東部-41.5%。販売ペースに基づく在庫消化期間は6.4か月に膨らんだ。やはり、NY州を中心に北東部の感染終息方向が見えてこないと重い印象。

この日の時間外だが、半導体大手インテルの第2四半期利益予想(一株1.10ドル)が市場予想(1.19ドル)を下回り、失望を招いた。第1四半期はデータセンター部門売上高が+43%と牽引したが、自動車生産の急減が影響するとしている。ネット通販、テレワークなどコロナ対策で急拡大している部分だけでは、経済全体を支えられない印象。

日本は東京都が要請したようにGWを含む12連休体制に入る。最大の関心は5月6日の自粛期限が延長されるか、部分緩和に転換するか。日本の感染者数は土曜日に週間最高、月曜日に週間最低を記録するパターンにある。検査体制によるものと思われるが、水~土曜日が多い。1日あたりの感染者数は今のところ、4/11の743件をピークに4/18は584件に減り、先週は500件を下回っている。増加ピッチが鈍るかどうか、毎日の数字に一喜一憂しそうだ。

米NY州では、人工呼吸器使用の患者の致死率は88%と発表された。日本の日々死者数が増えているが22日時点で300人(クルーズ船含む)、それに対し重篤→中~軽症になった者は90人。3割程度は救済されているので、一段の治療向上も焦点となろう。

PAGETOP