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2020年06月25日

【会員専用 Weekly No.244】三寒四温的な相場展開、底流には米国内情勢をめぐる駆け引き

会員様専用レポートです。

このレポートが、皆さんの資産運用の一助になれば幸いです。

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  1. 【上げ過ぎの反動、目まぐるしい動き続く】

  2. 【FOMC、量的緩和継続表明、流動性相場の持続】

  3. 【中国を意識した企業買収規制】

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Weekly6月22日

【三寒四温的な相場展開、底流には米国内情勢をめぐる駆け引き】

先週の相場で注目されたのは、16日の日経平均1051円高(∔4.89%)だろう。前日の15日の東証後場はNYダウ先物に連動する格好で予想以上の下落(774円安、3.47%下落)となった。前週末12日のメジャーSQ通過後の手探り局面になっていたのかもしれない。15日の東証空売り比率は44.5%、5月1日の46.1%以来の水準に跳ね上がっていた。40%超は3営業日連続。その前は5/20-5/22で、5月は中旬まで40%超が多かったので、6月は売り方にとって売り込み難い展開だった。売り込み姿勢に持続性があるかどうか注目される。現状では、3日間程度売り込んでは買い戻すイメージ。

15日日本時間の日中NYダウ先物は時間外で24500ドル割れまで売り込まれた後、25900ドル近辺まで戻す荒っぽい展開だった。売り込まれた背景はコロナ第二波懸念、経済低迷、政情不安など、米国内情勢悪化と考えられ、買い転換は15日米時間の午後、米FRBの社債購入プログラムが発表されたことが大きい。また予想を大幅に上回るNY州製造業業況指数なども影響したと見られる。FRBは同時に、中小企業向けの「メインストリート融資制度(MSL)」利用の受付開始も発表した。また、前述の社債買い入れ制度の「セカンダリーマーケット・コーポレート・クレジット・ファシリティー(SMCCF)」は16日から開始すると発表。条件を満たす全ての米企業発行の社債を網羅するインデックスに基づき買い入れを行う(多分、ETF購入)。今のところ、不良債権の山になるとの批判の声は小さく、倒産多発→雇用悪化を防ぐ期待感が強い様だ。出口論は時期尚早だが、将来はM&A活況、業界・事業再編ブームを呼び込む可能性も考えられる。日銀の株式購入とどちらが有効なのか、失敗なのかと言った議論を招く公算もあろう。

6月NY州製造業業況指数は市場予想-29.8に対し-0.2(5月-48.5)と大幅回復となった。6か月先の業況感は+56.5(前月比約27ポイント上昇)。新規受注や出荷見通しが牽引している。企業が徐々に自信を取り戻す動きと受け止められる。これを受けてかどうか分からないが、「V字型回復」予想を出したのがモルガン・スタンレー。曰く、「成長データのこのところの上向き方向の驚きと当局の政策行動を踏まえ、V字型の回復予想への自信を深めている」。

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