News & Topics

News & Topics

2020年08月22日

【会員専用 Weekly No.252】9月への期待、次のステップ模索

会員様専用レポートです。

このレポートが、皆さんの資産運用の一助になれば幸いです。

■■------------------------------------------------------------------------------------------------■■

  1. 【9月への期待、次のステップ模索】

  2. 【S&P最高値で弱気相場に幕?】

  3. 【北朝鮮不穏、関係国の株式市場の下落が意味すること】

■■------------------------------------------------------------------------------------------------■■

Weekly 8月24日

【9月への期待、次のステップ模索】

少し居所を上げたものの、日本株は膠着感の強い相場が続いている。しかし、東証が発表した投資部門別売買動向では、海外投資家が8月第2週では現物、先物合わせて1兆円近く買い越しとなっている。一方個人は同じ週で6000憶円ほどの売り越し。8月第2週はちょうどお盆の週でもあり、通常なら薄商いの週でもある。しかし、今年は売買代金が毎日2兆円超えしていたので、容易に海外投資家の買いと想像できた(ただし第3週は毎日2兆円割れ)。株価は2万3000円を境に膠着状態が続いており、打開材料の模索も続いていると考えられる。

第一のポイントは感染ピークアウト。無症状も多い感染者数は本来指標ではないが、メディアが基準とする姿勢を継続している。7月からの感染者急増が気重い材料となっている。

ただ、8/7の1605人をピークに低下傾向にある様に見える。金曜日が多く、7/31の1579人、8/14の1358人がグラフの山を形成。8/21は1034人とやや減少傾向。

皮肉にも感染増で、停滞していた国内治験が進展していると見られる。焦点は、抗ウイルス剤アビガンと急性膵炎治療薬フサン(古い薬剤だが血栓防止効果があるとされる)の併用投与。7月に東大が重症者11人中10人の効果を発表(75歳1名が死亡、7人の人工呼吸器、ECMO患者が改善)。既に、フサン生産の日医工は愛知工場で生産能力5倍増の投資を進め、アビガン生産受託からは撤退することで富士フィルムと合意している。アビガンの増産体制も進展していると見られ、処方箋薬として認めて来なかった厚労省も、併用投与の方が認可しやすいと思われる。感染自体は防げないと思われるので、日本独自の重症者治療方法として期待が高まるか注目。

第二のポイントは、健康不安説が取り沙汰される安倍首相の巻き返し策。9月上旬にも、インドのモディ首相と首脳会談を行い、事実上の軍事協定を結ぶとの観測が出ている。米英を軸に、日印豪で作る対中包囲網が大きく前進するステップと考えられる(ACSAと呼ばれる軍事物資や燃料を融通する協定)。それもあってか、安倍首相の休養説、退陣路線を敷こうとするメディアが目立つが、中国と距離を置く戦略は推進されよう。

第三のポイントは米大統領選の動向だが、既に米市場はトランプ再選の見方で押し出され始めたとの読みとバイデン優勢のメディア世論とが交錯する。バイデン氏主張の企業増税と国際協調(中国企業に蘇生余地が生ずる)では、GAFA主導の相場にはならないはずで、少しずつ最高値を取ってきている米株相場はトランプ再選想定にあると思われる。9月のTV討論合戦で、その傾向が強まるか注目される。

PAGETOP