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2020年09月07日

【会員専用 Weekly No.254】雇用統計前の調整、行き過ぎ感調整の格好

会員様専用レポートです。

このレポートが、皆さんの資産運用の一助になれば幸いです。

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  1. 【雇用統計前の調整、行き過ぎ感調整の格好】

  2. 【バブルの声出始めたところでの急速かつ大幅調整】

  3. 【バフェット降臨、日本のバリュー株投資は浮上するか】

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Weekly9月7日

【雇用統計前の調整、行き過ぎ感調整の格好】

ナスダック、S&P500指数の連日の最高値更新にNYダウの急上昇も加わって、米株バブル観が広がっていた面があったので、3日の調整はやや大幅となった。格好としては、雇用統計発表前の調整(景気回復の足取りの重さへの警戒)で、パニック的なものではないと思われる。

1日、米労働統計局は19年比で29年までの10年間の雇用増は600万人に留まり、リーマン・ショック後を大幅に下回るとの予想を発表。3日発表の週間新規失業保険申請件数(8/29現在)は88.1万件(市場予想95万件)に減少したが、季節調整要因が入っているとの指摘があり、様子見材料に止まったようだ。むしろ、失業保険受給総数(8/22現在)が前週比123.8万件減の1325.4万件に落ち、消費活動への懸念要因になったと思われる。

4日発表の8月雇用統計では非農業部門雇用者数137万人増(7月176.3万人増)とほぼ予想の範囲。ただ、失業率が8.4%(予想は9.8%)で前月の10.2%を大きく下回った。

3日の米株下落は売り仕掛けと言うより、利食い急ぎの観が強い。影響したと見られるのは、グロース銘柄に連動する2つの主要ETF(上場投信)の過去最大の資金流出。一つは「バンガード・グロースETF」(運用資産650億ドル)、もう一つは「iシェアーズ・コアS&P米国グロースETF」(同100億ドル)、ともに8月に過去最大の資金流出になったと伝えられた。また、人気投資アプリ「ロビンフッド」はトラブル苦情が多いと、SECとFINRA(金融取引業規制機構)が調査に乗り出していると伝えられた。詳しくは分からないが、象徴的テスラ株はつい最近の最高値から25%安。ヘッジファンドの売却や資金調達が敬遠要因とされる。

米中のデカップリング(分断)が段々と進行しているが、「想定される6つの不可避の戦争」(台湾、南シナ海、尖閣・琉球、チベット南部、内外蒙古、ロシア沿海州)で、4、5番目の準備が拡大してきた。具体的には、中印国境で相互が軍増強を図り緊張が高まっている。単なる国境線の争いだけでなく、中国軍がミサイル基地を建設し始めたためと伝えられる。内蒙古自治区では、モンゴル語学校教育制限で住民の反発が起こっている。チベット、ウイグル掌握と同じパターンが始まった。

インドは中国発アプリなどを一斉禁止、5Gでのファーウェイ禁止など中国と断絶に動いており、アップル・アイフォーン生産移管、情報通信網整備で日本企業にも急速にビジネスチャンスが拡大していると見られる。中国は豪州とは害虫混入として大麦輸入停止など嫌がらせ的行動を重ねている。英国とは、人気だったプレミアリーグの放映権契約が打ち切りとなった。今回の米株下落は調整場面での押し目買い行動も予想されるので、調整材料の見極めとの綱引き相場となろう。

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