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2020年09月27日

【会員専用 Weekly No.257】10月~12月相場のイメージ、不透明環境の持続を想定

会員様専用レポートです。

このレポートが、皆さんの資産運用の一助になれば幸いです。

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  1. 【10月~12月相場のイメージ、不透明環境の持続を想定】

  2. 【フィンセン文書、マネロン疑惑再燃ショック】

  3. 【29日テレビ討論会、駆け引き最終局面へ】

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Weekly 9月28日

 

【10月~12月相場のイメージ、不透明環境の持続を想定】

1999-2000年のネットバブル相場から20年経ち、コロナ・ショックからの戻り相場でも、IT関連主導であった。技術レベルから世の中の仕組みまで、当時トまるで異なるが、最も異なる点は「金融緩和の持続性」とある。その分、次々と強弱観に彩られながら不透明材料が相次ぐことを前提にしておく必要がある様に思う。

8月下旬の上昇を続けておれば、米株バブルは世界市場から遊離していた可能性があったと思われるので、ある意味、健全な調整と言えなくもない。その分、混沌感は増した。以下、思いつくまま市場が懸念するポイントを羅列してみた。

①    10‐12月期急速回復期待が遠のく・・・指標の一つ、米週間新規失業保険申請件数は19日現在で87万件、前週比4000件増と市場予想84万件を上回った。このところ労働市場は足踏み感を強めており、コロナ前の20万件レベルが遠い。雇用を軸に経済回復シナリオを注視。

ワクチン期待が後退・・・今秋にも実用化期待があったが、アストラゼネカの治験一時中止以来、本来の慎重開発ムードにある。そもそもワクチン期待はそれほど高くなく、治験薬開発もユックリ進んでいるので、北半球冬場の脅威は小さくなっているが、見極めたい材料。

米大統領選の駆け引き・・・トランプ再選シナリオがメインとしても、議会は民主党優勢と見られており、「バイデン・プット」は消えていない。バイデン政権の財務長官候補にブレイナードFRB理事が有力(ウォール街の敵エリザベス・ウォーレン上院議員でなく)と伝えられたことが下支え要因になった印象がある。

追加対策攻防・・・大統領選が最大障害と思われるが、追加経済対策が宙に浮いている。どういった対策が望ましいのかの議論も盛り上がってこない。回復シナリオも描けない。

ブレグジット混乱・・・英国が10月15日交渉期限にセットしているので、10月前半に緊張が高まる恐れがある。ロンドンからの資金移動はJPモルガンの2000億ユーロ規模しか報道されていないが、運用手法の変更も巻き込んで変動材料になるか見極めたい。

香港崩壊懸念・・・HSBCの動揺が続いている。ドル預託制度が崩壊すれば香港ドルは消滅する。中国はもちろんアジア経済への影響を量りかねる(英国も影響受ける)。

中国封鎖の影響懸念・・・9月からファーウェイなど中国企業との取引が半導体関連を中心に始まっている。その明暗が出始めていると思われるが、極端な鎖国突入も描き難い。

中国アプリの混乱・・・米国、インドを中心に中国アプリの閉め出しの流れだが、何処まで実行出来るか不透明。中国側はシンガポールに拠点を移し始めており、拡散が微妙。

内部者売却・・・今回の売り手に内部者(企業の役員、幹部、創業者など)の売りが挙げられている。自社株売りは12年以来の水準との報告(SECデータで先週9.7億ドルほどの売り越し)があるようで、市場ムード低迷要因の一つと見られている。経営に強気観が戻るかどうか。

挙げだすとキリがないが、こういう状況ではプラス材料はサプライズ型となることが多い。したがって、以前ほど売りポジションを取れなくなっていると見られる。不透明材料自体が流動的なこともあろう。10‐12月ラリーは慎重なスタートを想定して置きたい。

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