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2020年11月18日

【Weekly No.264】ワクチン相場一巡感の繰り返しか

会員様専用レポートです。

このレポートが、会員様の資産運用の一助になれば幸いです。

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  1. 【ワクチン相場一巡感の繰り返しか】
  2. 【感染拡大止らない中、バイデン氏勝利も決定しておらず模様眺め観強まる】
  3. 【海外勢の日本株買い強まる】

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Weekly 1116

【ワクチン相場一巡感の繰り返しか】

先週週明け早々に、米ファイザー・独ビオンテックのコロナワクチン「9割超に効果、近く緊急使用申請」のニュースが飛び込み、欧米株が暴騰した。NYダウは立ち合い中に新高値を付けた(9日の引けは834ドル高の29157ドル)。6日に英アストラゼネカが「年内に大規模に供給する用意が整う可能性がある」と、生産障害や遅れを否定する声明を出したが、この時の反応はなかった。過去臨床副作用疑念で一時休止されたことが影響していると思ったが、「無傷?」のファイザー・ワクチンに反応した格好だ。ファイザーは1020日に日本でも臨床試験を開始すると発表していた。成功した場合、来年6月末までに約6000万人分を日本政府に供給することで基本合意している。来年の五輪開催の決め手の一つと見られていた。

「ファイザーのワクチン期待感染抑制、経済正常化雇用改善物価上昇金利上昇」で相場の流れが説明されているが、現状はナカ抜き状態。株式市場は先取りするとは言え、期待感が強過ぎる(カネ余り状態)感がなくもない。先週はNYダウとナスダックの動きが逆方向に動くことが多く、チグハグな感じだった。

感染拡大下では、ハイテク成長株がディフェンシブな性格を持ち、ロックダウンの経済ダメージで米主力製造業株が割安水準に売り込まれるパターンだったが、需給バランス上、歪な状態にもなっていた。米国でもこれほど大規模なローテーションは1975年後半と2000年後半の2回しか例がないと言う。ブルームバーグによると、ステート・ストリートのS&P500連動型ETF(上場投信)に1日で98億ドル(約1兆円)の資金が流れ込んだという。数値はないが、ナスダック連動型ETFからNYダウ連動ETFにも資金がシフトしていると言う。

当然、この流れは持続するとの見方と感染拡大などで経済正常化が遅れるとの見方に別れる。前者の支援材料は、米モデルナが開発中ワクチンの後期臨床試験の初期データを月内に発表するとした点。国立アレルギー感染研のファウチ所長は「後期治験データが数日から1週間余りの間に出そろう可能性がある。ファイザーとほぼ同一で、9割前後の効果が示されてもおかしくない」と述べている。ワクチン供給拡大期待がある。

後者の弱気の見方には止まらない世界的な感染拡大の圧迫などがあるが、反転は空売り投資家の買い戻しの域を出ていないとの見方がある。

 

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