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2020年11月23日

【Weekly No.265】感染動向は神のみぞ知る

会員様専用レポートです。

このレポートが、会員様の資産運用の一助になれば幸いです。

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  1. 【感染動向は神のみぞ知る】
  2. 【材料交錯も、感染拡大圧迫】
  3. 【目先米財務長官人事に注目するが、中期的に日本株に強気】

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Weekly1123

 

【感染動向は神のみぞ知る】

今後の感染動向について、西村再生相が「神のみぞ知る」と発言したことが話題だ。もう少し科学的議論を紹介してもよさそうだが、爆発的感染の1年目、世界的規模と言うことで、ワクチン・治療剤開発競争もあって、学術界の議論が表面化し難い情勢にあるものと思われる。感染急増の背景は、個人の対策の気の緩み、10月からの海外からの入国者増、GoToキャンペーンの影響、寒冷化などが指摘されているが実情は不明。

週刊誌ネタだが、上久保靖彦・京大大学院教授が「新型コロナウイルスの変異はひと月に1回程度、変異可能スパイク(外側の突起、受容体に合体して感染)は1214で、武

漢発症からやがて1年になる。変異型感染拡大は最終局面に来ている可能性がある」と指摘している。それに期待したいところだが、感染警戒は長期化しよう。

19日の海外相場で欧州株は軟調だったが、米株は引けに掛け持ち直した。バイデン氏がFRBの金融政策を支持すると表明、感謝祭明けにも新財務長官候補を指名するとしたことで、金融緩和継続追加経済対策期待が盛り返した格好。ただ、ペロシ民主・下院議長(民主党内で抗争があったが続投方針と伝えられる)とマコネル共和・上院院内総務のスタッフが歳出法案で協議と伝えられたのは、1211日の政府機関閉鎖期限を回避するための協議で、暫定予算に期限を乗り切るための包括的歳出法案(14000億ドル規模)で、コロナ経済対策協議とは別枠。影響は限定的と見られる。

19日発表の14日までの週間新規失業保険申請件数は74.2万件、前週71.1万件、市場予想70.7万件を上回った。フィラデルフィア連銀11月業況指数は26.3、市場予想の22.0を上回ったが、前月の32.3から低下した。6か月予測は前月62.7から44.3に低下、うち設備投資36.5→25.5が目立った。ただ、中古住宅販売10月が前月比年率換算+4.3%。低在庫下で最高水準をキープした。米経済もコロナの影響で冷え込みも見え始めているようだ。

このため米10年物国債利回りは0.842%台に低下、先々週はワクチン期待で一時0.975%台に跳ね上がり、米金利上昇局面(バイデン政策の迷走懸念もあるとの観測、金利上昇局面でもドル安地合い継続)入りとの見方もあったが、一巡したようだ。背景に、12月に向け、FRBECBが追加緩和策を打ち出すとの期待感がある。その方法を巡って、日銀が16年から、豪中銀が3月から導入しているYCC(イールドカーブ・コントロール)策がある。一言で言えば、金利がゼロ近辺で安定するので、追加財政出動が行いやすくなるとの見方がある反面、銀行の収益が圧迫されるので欧米では嫌われていた。市場の先回りとも言えなくはないが、理想的なのは経済回復局面に入ってきた時にも、金融は緩和気味に推移することが望ましいとの見方がある。見通せない(神のみぞ知る)来年の見通しを探る時の一つの手掛かり要因と考えられる。

 

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