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2020年12月09日

【Weekly No.266】今週のメジャーSQに向けての攻防始まるか

会員様専用レポートです。

このレポートが、会員様の資産運用の一助になれば幸いです。

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  1. 【今週のメジャーSQに向けての攻防始まるか】
  2. 【景気対策期待と市場への資金流入】
  3. 【中国ビジネス、日本株押し上げ要因も見通し難】

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Weekly 127

【今週のメジャーSQに向けての攻防始まるか】

先週、日経平均は27000円を超えられなかったが、NYダウは雇用統計の悪化を受けて追加経済対策合意期待が高まり、3万ドル(30218ドルの終値)を超え過去最高値を更新した。11月の株高を映して、海外投資家の11月の日本株現物の買い越しは15113億円、17か月ぶりの大きさ。先物は15969億円の買い越し。先物、現物の11月の累計は31082億円の買い越しになった。9月の19370億円、10月の4035億円の各売り越しから劇的転換となったことが、日経平均29年ぶりの高値の原動力と言える。世界の株式への資金流入は3週間で890億ドル、過去最大と報じられている。日本はかなり有力な市場だったことになる。

当然、日本株高は海外勢の買い姿勢の持続が焦点だ。ビッグニュースが出れば別だが、通例は今週末のメジャーSQ(日経225先物やTOPIX先物などの株価指数先物取引、または株価指数のオプション取引などを、最終的な決済期日で決済するための清算価格(指数)のことを指す)を巡っての攻防が激しくなる。9月メジャーSQ23272.88円、11月オプションSQ25480.28円なので、現状水準では買い方の利益確定の動きが焦点となろう(全く余談だが、昨年12月のSQ23895.88円、9月比+1914.79円)。日経平均は大枠2500028000円ゾーンに位置し、中間点26500円を上回って推移する勢いを見せているが、2500026500円ゾーンに落ち着いてもおかしくない。どの局面か分からないが、値固め局面は必要と考えられる。当面の上限メドの28000円挑戦の動きが出る可能性はSQ攻防通過後と見ておきたい。

コロナ感染状況(ワクチン期待)、バイデン政策の行方、米中攻防の展開などが引き続き焦点となるが、英・EU通商協議のヤマ場、ポーランドとハンガリーが反対する「復興基金」攻防(127日期限)など欧州情勢が注目点となる可能性がある。英国やフランスで感染ピーク感が出ているようだが、ドイツは27日に累計100万人突破、1日の死亡者426人と過去最高。米国も1日感染者20万人を超え、医療危機が深刻化している。また、イラン核技術者暗殺で、中東情勢緊迫化リスクがある。

日本経済では、再び時短、自粛の波で飲食業界危機などが深刻だが、3次補正(GDP需給ギャップ34兆円ということで、3040兆円規模想定)、自動車生産回復(8社の10月世界生産は前年同月比+2.7%、2ヵ月連続プラス)などが下支え要因になる可能性が考えられる。

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